こんにちは、もさこです。
先日ひょんなことからお父さんと映画を観ることになりました。
父と娘が面白いと思う映画・・色々悩んだ結果「クライ・マッチョ」になったのです。
「クリントイーストウッド」という方が監督・主演・製作すべてを務めた作品。
お父さんと何を観ようか映画を調べた際にあらすじと主演が、クリントイーストウッドと伝えると、
「あー―――あの映画ね!!!クリントイーストウッドの!!それがいい!」
と何やら知っている様子。
私はその映画の情報も、主演の方も全く知りませんでした笑
あらすじを調べるとクリントイーストウッドという俳優さんはなんと91歳!
おじいちゃんが主役なのです。
ちなみに若いときはこんなかんじ。
かっこいい!!!!イケメン!!!!
映画の主人公としては、なかなか珍しい年齢なので私も気になって観ることにしました。
クリントイーストウッド Clint Eastwood 映画 写真 輸入品 8x10インチサイズ 約20.3x25.4cm
クライ・マッチョのあらすじ
おじいちゃんのマイク(クリントイーストウッド)は、かつてのロデオ界のスター。
しかし今や年齢も重ね、お酒・薬・借金などで落ちぶれて競走馬を育成する仕事もクビになってしまった。
そんなある日恩がある雇い主から、自分の息子をメキシコから連れてきてほしいと頼まれる。
「知らないやつの言うことを聞いて子どもが来てくれるわけがない」と言うマイクだったが、雇い主に昔の恩(借金を肩代わりしたなど)をちらつかされて協力することに。
91歳のおじいちゃんは無事息子を連れてくることが出来るのか?!
そんなおじいちゃんに頼まなくてもいいやん・・もっと若い奴にやらせろよ・・。
と心配になる内容です。
以下 ネタバレ注意&感想
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マッチョとは
まず、クライ・マッチョって題名が気になりますよね。
「マッチョ」って私たち日本人は筋肉ムキムキなイメージですけど、この映画の「マッチョ」は強いという意味なようです。
しかも「マッチョ」は息子が持っていた鶏の名前。
不良だった少年(息子)は身勝手な母親から家出して闘鶏場で稼いでいました。
その強い少年を支えた鶏が「マッチョ」です。
これは意外でしたね、おじいちゃんは昔「マッチョ」だったみたいな内容だと思っていたのですが、鶏の名前とは。
私鶏ってあまり好きではないのですが、映画を見ているとだんだん可愛くなってくるのです笑
品種も小さいのではなくて、地鶏のような大きな鶏。
時には目覚まし代わりにもなるし、いざとなったら助けてくれるんです。
ちょくちょく息子を狙う敵(母親の手下)が連れ戻そうと追ってきて、おじいちゃんに向かって拳銃を突き出したりするのですが、なんと、マッチョが!!!
バサバサ~と敵の頭を狙い攻撃するのです笑
マッチョに助けられるシーンは2つくらいありました。
なんて強い鶏なんだ。
少年が「マッチョおいで」というと腕にバサッと飛び乗ってくるし、すごい懐いている。
ちなみにメキシコにいる少年をアメリカに連れて行くので、不法入国なので犯罪行為をしています。
息子の母親が向かわせた手下や、警察官が追いかけてきます。
でもアクションシーンはほとんど、鶏のマッチョが担当してくれるので、おじいちゃんは一切危険な目に遭いません笑
これもよかったですね、おじいちゃんがひどい目に遭ったら可哀そうなのでヒヤヒヤしましたもん笑
マイクおじいちゃんも最初はうざがっていたものの最後は大切な仲間として扱っていました。
マイクおじいちゃん
マイクおじいちゃんもすごくかっこよかったです。
なんていうか渋いんですよね、カーボーイ姿が似合っていましたし声が良かった笑
もう声が渋いんですよ。
「俺も昔はマッチョだった。ロデオスターだったけど、それが何だっていうんだ。今や歳とともに気持ちも変わった。」
的なことを言うんですよ。
それは歳を取ったから悲しいとかそういったニュアンスではなくて、「確かに昔はすごかったけどそれが何??」とあっさりしているんですね。
本当に歳を取った役者であるクリントイーストウッドだからこそ心に響きました。
性格はちょっと頑固おやじっぽいけど、おちゃめなシーンもある。
旅の途中でお昼寝してマッチョの鳴き声で起こされたり、頑固そうに見えるのに動物好きなのもギャップがありました。
おじいちゃんと少年
少年とおじいちゃんの関係も観ていて楽しかったです。
不良少年かと思いきや、鶏や動物を大事にする優しい少年でしたし、おじいちゃんを助けることもありました。
旅の最中に少年の地雷を踏んでしまって(思春期っぽい内容)でブチギレさせてしまってアワアワしたり笑
少年との関係もだんだん仲良くなってきて、少年に「友達」と言われます。
歳の差が70以上ありそうなのにワチャワチャ楽しそうにしています。
時には喧嘩もします。
途中で滞在した町
旅の途中で車が壊れてしまって、とある町に滞在するのですがそのシーンがすごく好きでした。
その街の飲食店のオーナーの女性(50歳以上くらい)が親切にしてくれるんですが、その人と恋仲っぽくなってしまってしばらく滞在します。
絶対歳の差やばい笑
でも女性はメキシコの言葉で話すので、少年に通訳してもらっています。
女性の小さい孫娘(5歳くらい)が手話で会話するのですが、マイクおじいちゃんは手話を会得しているようで女の子と手話で会話していました。
これも好感度高かったです。
少年が「手話どこで覚えたの?」と聞くと「長い人生の中で覚えた」ってかっこいいー-。
私もおばあちゃんになったら言ってみたい笑(手話覚えなきゃ)
あとはメキシコの言葉を覚えて娘たちに絵本を読み聞かせしたり、メキシコ料理のトルティーヤ(?)を女性と一緒に作ったり。
少年も父親のこと忘れてないか?と思うくらい町の人と仲良くなったり恋愛までしています。
しかもマイクおじいちゃんはその街の動物のお医者さんもしていました。
「ただ動物が好きなだけ」という理由で医者でもないのに町の人がワラワラと動物を連れてやってくる。
「おれはドリトル先生か」
と静かにツッコんでいました笑
これにはクスっと笑った。
町の保安官に常に見張られていたのでいつトラブルが起きるか不安だったのですが・・
保安官も動物持ってきた笑
犬を診てもらって、保安官もすっかりマイクおじいちゃんを気に入った様子。
仲良くなったけど、いつまでもいられるわけではありません。
敵が来たのを見るとあっけなくその場を去ります。
長い人生の中には出会いと別れがあるのです。
恋仲になった人とはその後会ったのかは不明。
「また会えるよね」
と話していたので、きっと会えたでしょう。
最後は
ずっと追いかけていた追手もすごい雑魚で、最後鶏のマッチョに負けて終了。
最後、お父さんが遠くに待っているのになかなかマイクおじいちゃんから離れなかったのが、この2人の関係が特別なものになっていたのかなと思いました。
ずっと大事にしていたマッチョをおじいちゃんにあげて、さよならです。
「チキンにして食べちゃうぞ」って冗談言ってました。
正直そこまで期待して観ていなかったのですが、すごく平和なのに面白かったです。
もうクリントイーストウッドが結構なお歳だったので、物語的にもヒヤヒヤしましたが撮影中に転んだりしないか本当の心配もしながら観ていました笑
それに少年とおじいちゃんの関係がよかったです。
バックトゥザフューチャーのドクとマーティンのような。
私とお父さんが2人で映画を見たのは多分20年以上前(多分千と千尋の神隠し)でしたが、思い出に残るいい作品になりました。
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