こんにちは、もさこです。
秋といえば紅葉ですね。
そして紅葉といえば登山!!
秋は暑くないし、まだ雪も積もらない時期なので登山シーズン。
今回私が登った山は石川県の白山。
白山とは石川県と岐阜県にまたがる山で標高は2702m!!
私が登った山で最高記録は標高1377mの伊吹山なのでそれよりも高い。
その時の記事↓
山頂近くには他の山の雪が溶けた時期でも雪が残っていることから白山と呼ばれているようです。
最初は夏に登りたいと思っていたのですが、予定や天気が合わず行けませんでした。
白山は夏に行くと高山植物がとてもきれいなんだそう。
仕方がないので今回は紅葉を見に行きます。
今回は旦那の休みが1日しか取れなかったので日帰り登山。
といっても前日の夜仕事が終わってから出発して、駐車場で車中泊してから早朝に登りる予定。
今回の持ち物
今回は1人ではなく2人なので、旦那に荷物持ちを手伝ってもらえるので多めに。
・つばのある帽子
・トレッキングポール
・トレッキングシューズ
・モバイルバッテリー
・ライト
・防寒着(レインウェア、インナーダウン、ヒートテック)
・救急セット(絆創膏、テーピング、頭痛薬)
・カイロ
・飲み物(2人で2.5リットル)
・昼食(カップラーメン、白米、チーズ、ウィンナー)
・おやつ(団子、プリングルス、板チョコ)
・調理道具(レスティン、シングルバーナー、箸)
食料が結構多いですね笑
今回は初めてシングルバーナーを買ったので、料理するのがとても楽しみで食材をいろいろ持っていきました。
おやつもなんかテンション上がって多め。
いつもは1日1食ダイエットしているのですが、この日は特別です。
私が行った日は10月半ばなので、服装をものすごく悩みましたが途中で天候が悪くなり持って行った防寒着はすべて使用しました。
私は使いませんでしたが、安いウェアを着ていた旦那は震えてカイロも使用。
それなのに標高が低い場所はめちゃめちゃ暑いので、速乾性のある長袖をインナーにして寒くなったら重ね着していくという服装にしました。
ユニクロのヒートテックは、速乾性に欠けるのでインナーにはしない方がいいです。
私のレインウェアや登山靴はモンベルでこの時買った物↓
道中
下調べしず、Googleさんに言われるまま通った道がとんでもない山道で、かなりのハンドル操作が必要な道でした。
もう大きな車とすれ違ったらとてもめんどくさそうだし崖のようなところもあれば、廃村もあってまるで動物達の楽園でした。
鹿はたくさん、きつねもたぬきもカモシカもいました。
色んな意味で怖かった笑
対向車が来たら危ないのでスピードをなるべく出さずに進みましたが、すれ違った車は1台もなく、夜中に誰も使わないのではないでしょうか。
ちなみにその道は157号線という道で、色んな集落跡や能郷白山というまた違う白山の登山口になっているようでした。
人気な山なようで、昼間は賑わっているのかも。
集落跡を見つけた時は2人で怖い怖い言って
もし小指切るか、この道で置き去りにされるかって言われたらどうする?
え、置き去りにされた方がいい
えー---俺絶対小指切った方がいい、だって怖すぎるもん。熊とか出たらどうすんの。
明るくなるまでうずくまって待って、そこから歩いたほうがいいよ。小指なくなるなんて嫌だよ。
小指はあとから縫えば何とかなる。
とか変な妄想していました。
みなさんはどうですか?笑
予定では3時間で着くはずだったのに4時間もかかってしまいました。
駐車場で車中泊
とんでもない道を選択したせいで駐車場に到着したのはなんと夜中の1時でした。
予定ではもっと早い時間に着く予定だったのに・・。
到着した駐車場は別当出合駐車場。
この駐車場は無料で利用することが出来ますが、夏の土日祝はこの駐車場までバスでしか来ることが出来ないので注意。
私が行った日は10月半ばだったので土日でもマイカーで行くことが出来ます。
トイレはこの駐車場には無く少し上に登ったところにしかないので、ここに着く前に済ませておいた方が車中泊する人は真っ暗闇を歩かなくて済みます。
夜中の1時でも車はチラホラあって、みなさん私たちと同様車中泊をしているようでした。
真っ暗闇にゴーーーって水の音がしてちょっと怖い。
10月中旬、車中泊に寝袋を持参しましたがドアの隙間から冷たい冷気が入ってきます。
もう一枚布団を被っていましたが・・・楽しみすぎて全然寝れない!!!
2回くらい記憶が飛んだ時もあったので少しだけ眠れましたが、ほぼ寝てないに近いです。
登山あるあるでしょうか。
旦那もあまり眠れなかったみたい。
ほぼ寝ていない状態で、4時半から登山の準備を始めて5時から開始!
登山開始
5時からのスタートなのでライトを付けながら歩きます。
橋のところでルートが分岐します。
私たちは登りに砂防新道、帰りに観光新道を使いました。
ネットの情報で砂防新道の方が坂がまだ緩いので、登りで砂防新道を使って帰りに観光新道を使った方がいいというのを見ました。
逆に体力のある行きに観光新道を行った方がいいというものも見ましたが、結果的に行きも帰りも砂防新道の方がいいと思いました笑
まぁその話は後から・・・。
暗闇登山は初めてだし、ちょっと怖かった。
暗くて紅葉なんか見えるわけがないし、周りも真っ暗。
6時くらいから明るくなりめ、めちゃくちゃ暑くなってきました。
服を限界まで脱いで、登って行くととても綺麗な景色が。
うわぁ~~綺麗!!!
山に囲まれて滝や紅葉が見えました。
やっぱ標高が高いと景色全然違うわ~めちゃくちゃ楽しいねぇ!
と余裕ぶちかまし発言をしていましたが、この時と頂上に着いた時が一番楽しかったです。
黒ボコ岩まで
坂がまだ緩やかと聞いていた砂防新道ですが、とんでもなくキツイ笑
黒ボコ岩までで半分という情報だったので、まず黒ボコ岩を目指しましたが登り道が続く。
常に息切れ状態で、黒ボコ岩に全然着かないので心の中で半泣き状態でした。
目の前に長い坂道が続いているのを見て絶句。
(今回リタイヤするかも・・)
と思いました。
でも今思えば観光新道と比べると砂防新道は大きな段差が少なく石が敷き詰められていて、歩きやすかったです。
でも辛かった笑
ようやく中間地点と言われる黒ボコ岩に着きました。
5時からスタートして8時20分に着いたので、3時間20分かかりました。
正直やったーという感覚はなく
は???これで中間地点?もう無理。
という感想。
旦那は写真を撮ったりして余裕しゃくしゃくな様子。
そんなニッコリ笑顔で写真撮る気にもならない・・。
疲れすぎてここで休憩!
この疲労感に甘い物はマジで染みわたる😢
休憩していると目についたものが。
誰だろう?と思って調べてみると、玉井敬泉さんという白山を愛した画家なんだそう。
すごいですね。
室堂センターまで
精神的にも体力的にもすり減っていた私でしたが、黒ボコ岩から室堂センターまでいい感じの道が続きます。
弥陀ヶ原というらしく、道は木の板で歩きやすく草原が広がっています。
夏場とかはここに高山植物が咲き乱れているのでしょうか。
行はとてもきれいに晴れていますが、帰りはすごいガスっててこの木の道を外れたら遭難してしまいそうな感じでした。
ということで黒ボコ岩から室堂センターまでは余裕です!!
室堂センターは10月15日で閉館したので、今回は活用できず。
飲み物もあるし、ご飯を食べたり宿泊もできるし夏の間は結構賑わってたみたい。
缶バッチとか欲しかったなぁ・・。
少し寒くなってきたのでセンターの屋根の下でヒートテックを着て、いざ出発。
そこからが地獄だった。
まぁ頂上近くまで来たら過酷になるのは当たり前ですよね。
すれ違った人が
ここからが辛いよ!!
と声を掛けてくれたのですが、ホントその通りでした。
もうひたすらずー--っと登り坂だし、岩がゴツゴツしている。
そこまで酷い段差はないのですが、もう股関節が痛くて痛くて全然足が上がらないのです。
でも時間的には余裕があるし、ここまできたら行くしかない。
最初は色々考えながら登っていましたが、後半からは頭の中は真っ白でした。
そんな中後ろから旦那が
ここを登れば、あと少しだ!頑張れー-違う自分が待っているはず、自信が付くぞぉ!
など元気に声掛けてくるのがウザくてウザくて笑
もう私には返事をする余裕も考える余裕もありません。
シカトしてゆっくり確実に登りました。
後ろからめっちゃ抜かされてもそんなこと気にかけている余裕はない。
少しですが高山植物がありました。
登頂
股関節に鞭打ちながらやっとで登頂。
まずは神様にお邪魔しますと挨拶。
そして~
山頂を見た瞬間一気に疲れが吹き飛びました。
やった・・やったんだ。この私が登頂出来たんだ!!
ちょびっとだけ自分の頑張りに感動。
2人でイエーイ!!
三角点も。
山頂は繁忙期じゃないので人も少なくガラガラでした。
そして見てください、この景色。
ほんとここまで来れた人が見られる景色という感じ。
こんなに高いところまで自力で登ったことがなかったので、爽快感半端なかったです。
やっぱりロープウェイで登って見た景色とはわけが違う。
どこの写真を撮っても映える!
しかもお天気が優れない日でしたが、山頂に着くころにちょうど晴れてくれたんです。
ありがとう~神様!
下の方には翠ヶ池がありました。
白山には火山によってできた池がたくさんあります。
他にも血の池や千蛇ヶ池という池があるんですって・・。
予定では山頂の次はお池巡りだったのですが、もう無理!
旦那はお池巡りも余裕で行けそうでしたが、これ以上奥に進むのは私の体力的に難しいと判断。
本当はね・・行きたかったんだよ。
でもね、帰りまでの体力が持たない気がするの。
初心者の人でお池巡りまでしたい人は、室堂センターがやっている時期に宿泊してから楽しむことをおすすめします。
お昼ご飯
山頂から室堂センターまでの下山は余裕。
登りの地獄は一体なんだったんだ、というレベルでサクサク降りれました。
でも天気が、めちゃめちゃ暴風&ガス。
もう寒くて寒くて!
インナーダウンをここで着用。
風がしのげる場所を探してお昼ご飯にしました。
待ってましたぁ~お昼ご飯。
この日のためにシングルバーナー買ったのでめちゃめちゃ楽しみにしていました。
このバーナーは風に強いところがいいんですって。
その名もSOTO フュージョントレックSOD-331
本領発揮してもらいました。
すごい・・こんなに暴風なのに燃え盛っていました。 しかし、昼間の光で炎は見えず笑
標高が高かったし、寒かったので沸騰するのに少し時間がかかりました。
お湯を沸かして食べたのはみなさんお馴染みカレーラーメン。
もうお腹すきすぎて2人して無言でバクバク食べました。
次はラーメンの汁を使って持ってきたご飯と、さけるチーズ、ウィンナーを入れて再度加熱!
おいしそ~。
これでラーメンの汁も捨てなくて済みます。
どんだけ食うの?って感じですが、全然モリモリ食べられる。
この寒い中アツアツの料理が食べられるなんて最高ですね。
使用したSOTOのフュージョントレック↓
CB缶アダプター↓
黒ボコ岩から観光新道
黒ボコ岩までサクサク下れるけど、すごい暴風と寒さ。
完全に真冬でした。
インナーダウン持って来て良かった・・。
鼻は真っ赤だし、鼻水もやばい。
帽子は吹き飛んでいきそうだったので、フードを被りました。
黒ボコ岩から行きとは違う道、観光新道で下ります。
正直この選択・・間違っていました笑
帰り道はガスっててあまり景色は見えないし、高山植物もたくさん咲いているわけじゃないのにこの険しい道を選択する意味はないっ!
観光新道はとても大変な道で、かなりの坂になっていて大きい段差も結構ある。
下手すりゃ滑落しそうな場所もあって、旦那はピョンピョン降りて滑って片足を崖に突っ込んだこともありました。
しかも降っているはずなのになぜか登るところも。
登ったり降りたりしながら下っていきました。
これが精神的にキツイ。
最後の方は
何で下山してんのに登ってんの?!
と半ギレ状態。
しかも行と違って全然着かない~~~。
地上見えてるのにまだまだ着かない。
怖い場所がいくつかあったので、初心者の私はクソ遅いペースでしか降りられず4時間がかかってしまいました。
普通の人は3時間で下山するそう・・まだまだ修行が足りないなぁ。
かかった時間
登山歴1年も経ってないし、たまーにしか登山をしない私の滞在時間は休憩も入れて10時間24分でした。
おっそ!!
5時に出発して帰ってきたのは15時24分でした。
こんなに歩いたこと未だかつて無いぞ笑
他の人の投稿を見るとお池巡りしたにも関わらず8時間の人もいるので私はかなり遅いです。
歩数は3万歩いっていて恐らく人生で一番歩いた日だと思います。
歩いた距離も12.3キロだし、伊吹山や上高地でも10キロでしたから。
ほんと朝の5時に出発して日が陰る時間には戻ってこれて良かった・・。
真っ暗になったらヤバいですからね。
初心者の人は私のように朝早く行動しましょう。
その後は温泉に行きました。
疲労困憊だったけど、もうお風呂に入って体を暖めたかったのです。
温泉に着くまで旦那に運転してもらって私は爆睡してたけど。
車中泊一睡もできなかったもんで・・。
次はこの時は行った温泉の記事を書きたいを思います。
感想
正直言って舐めてました笑
私は登山にハマってから低山登ったり、ちょっと高い山に登ってみたり毎日トレーニングしていたので自信があったんですよね。
でも全然ダメだった。
毎回登山で痛くなる股関節(たぶん腸腰筋)を重点に鍛えていたのにめちゃめちゃ痛い。
登りの半分以下の地点で、「本当にコレ登れるか?」と心配になるレベル。
その分頂上は最高だったんですがね。
初心者の人は山小屋がやっている時期に1泊挟んでいくと余裕が生まれると思います。
私は時期的に日帰り登山になってしまいましたが、かなりきつかった。
とくに観光新道。
私が通ったときはガスってたし、高山植物もない時期だったのでわざわざそんな道通らなくてよかったのです。
日帰りで体力的に自信がない人や、初心者の人は砂防新道を行きも帰りも使った方が無難ですよ。
それでも白山はとてもきれいな山で、辛かったのに「また行きたい」と思わせてくれる素晴らしい山でした。
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