壊れた電子ピアノを治してみた
こんにちは、もさこです。
私は趣味でたまにピアノを弾くことがあるのですが、ピアノ台も置き場所がないためベットの下に収納して、いちいち出したりしまったりしながら楽しんでいました。
そのピアノはCasioのPX-135という商品。
この商品はもう廃盤になっているので同じものはありませんが、探して購入しようと思うと6万円くらいはするんじゃないかな。
似たようなシリーズ↓
その日うちの一室の大半を占めるクイーンベッドの上の端に置いて、ちょうど良い高さの椅子を用意し弾いていました。
そして就寝時
ちょっとピアノ出しっぱなしじゃん!片付けてよ!俺このまま寝るから
んーーわかったー。(後で片付けよ)
クイーンベッドがかなり広いし、足元の端に置いていたので少しの間くらい大丈夫だろうと油断していました。
そしてだらだらテレビを観ながら歯磨きしていたら・・・。
がしゃんっ!
とんでもなく大きな音が寝室から聞こえました。
まさかと思って見に行くと、ベッドに置いてあったピアノが下に落ちている!
恐らく旦那が足を伸ばして落としたのでしょう。
すごい音がしたにも関わらずスヤスヤ眠っている旦那・・。
パッと見その時は破損したようには見えなかったので(真っ暗だったので見えず)、その日は不安な気持ちに蓋をしてそのまま収納。
次の日にまたピアノ弾いていると違和感に気付きました。
(なんか低い方の黒鍵盤が少し沈んでる・・?)
試しに押してみると・・・沈まない!!
黒鍵盤が押しても返ってこないというか、陥没している?
しかも見てみると、低い黒鍵盤だけ10カ所同じ状態になっていました。
これはやばい。
どう押しても沈まないので、完全に壊しました。
そんな不安定な場所に置いて片付けなかった私が悪いのです。
ピアノちゃん・・本当にごめんね。
陥没した場所は結構低い音なので難しい曲を弾かなければ使うことはないと思うので、そのままで使おうと思いましたが・・・いつかは難しい曲弾いてみたいじゃないですか。(現在ブルグミュラー止まり)
修理をすることを決意しました。
近くにピアノの修理を専門にしているお店を見つけたので問い合わせてみると・・
「もう製造されていないピアノで部品が手に入らないため修理は不可です。当店に様々なピアノを揃えているので購入した方が安く済むでしょう。」
と言われてしまいました。
CasioのHPで調べてみても同じ回答だったので修理はできません。
そんな・・・電源も付くし陥没している箇所以外は問題ないのにあきらめなくてはいけないの?!と絶望。
願わくば過去に戻ってピアノを片付けたい・・そうだ!どうせ修理できないのなら自分で修理してみてできなかったら諦めよう。
そう思いネットでピアノを修理した人の動画などを探しました。
すると同じような症状で直している人がチラホラ・・。
なんかできそうな気がする・・?
結局修理を依頼するのは不可能なのだから自分で修理できたらラッキーということで挑戦してみました。
用意する物はプラスドライバーのみ。
なるべく磁石でくっつく物を使うことをおすすめします。
ピアノにはたくさんネジが付いているのでどこに何のネジが使われていたかを覚えておくのが重要です。
ちなみに私は・・適当です。(おい)
とりあえず裏とサイドの見えている部分のネジをすべて取っていくと、サイドに電源らしき部分が出てきました。
恐らくこのコードをむやみに引っ張ったりしたら完全にオシャカになるであろう部分です。
これは取り方があって上手にやれば取ることが可能なのですが、私は取り方が分からなかったので止めました。
しかし途中で手伝ってくれた旦那が取ってくれたという・・。(工業高校出身)
最初は順調にバラしていましたが、なんか取れない部分が発生。
見えている部分のネジは取ったはずなのに、一番上の表面の部分が取れません。
引っ張ると隙間が見えるとこまで来たのですが、とある部分がどの向きで力を入れても外れない。
これもう無理。旦那が帰ってくるまで待とう。
こういった機械類や組み立てが得意な旦那様に頼らず、すべてを全うして自慢してやろうと思ったのに割と早い時点で断念。
イライラして力任せにやってバキッとかなったら嫌だし・・・。
夜の20時くらいに旦那様が帰宅したので、ご飯の用意をしながら旦那に泣きつきました。
ここが何故か取れないの!ここさえ取れれば鍵盤の中が見えるのに!頼むよぉ~見てくれぇ~!
朝4時起きで20時に帰ってきた旦那に泣きついて、「仕方ないなー」と見てくれました。
ここのネジ取れてないじゃん
私が20分くらい奮闘していた原因をものの数秒で発見。
まぁそれもそのはず、下の画像のピアノの裏の品番が書いてある列のネジを取り外した更に奥にたくさんネジがありました。
私も奮闘していた時にそのネジを見つけてはいたのですが、こんな箇所めちゃめちゃ奥だし一度取ったらどうやってつけるの?と思い見て見ぬふりをしていました。
そして旦那様はスマホのライトで照らしながら穴の奥の方にドライバーを突っ込み6カ所くらいのネジを器用に取ってくれました。
ちょっとこの作業は私には難しかったかも・・・
その際うちは磁石付きのドライバーではなかったのでネジを取ると、カシャンと鍵盤の中に落ちて行く・・( ;∀;)
どうせ全部取るんだから後から取り出せばいいよ。
あっという間にすべてのネジを外してすべて鍵盤の中に入っていきました笑
するとパコンとカバーが外れた!!
やっとで外れたよ~( ;∀;)
分解できましたがここからが本番。
陥没しない黒鍵盤を見てみます。
低い音10カ所の黒鍵盤が陥没していたので、鍵盤がつながっているタイプだと思っていたのですがみてみると独立したタイプでした。
あーはいはい、外れてるだけだね。
どうやら黒鍵盤の部分のプラスチックが衝撃で外れたようで、パキンパキンとはめていく旦那。
割れてなくて良かったねーこれで直ったはず。
え、それだけ???
何がどう外れていたか写真を撮る暇もなく、数秒で直してくれました。
その後は、たくさんのネジをあーだこーだ言いながら締めなおして元に戻していく。
さて、、こんなんで本当に直ったのでしょうか??
電源を入れて、問題の黒鍵盤を押してみると通常通り押すことができて音もしっかり鳴りました。
わー直った!!ありがとう~!
旦那に感謝、恐らく私一人では無理だったと思う。
これでなにか部品が割れていたりしたらもっと時間がかかったでしょうが、今回は部品が外れていただけだったので奇跡的に分解してはめただけで直りました!!
一時は捨てようかと思いましたが、やってみて本当に良かった・・・。
その他修理シリーズ↓
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