こんにちは、もさこです。
先日劇団四季のキャッツを名古屋公演で観てきました。
私はキャッツが名古屋に来ることを今か今かと待ちわびていました・・。
今回名古屋にキャッツが来たのはなんと21年ぶり!!!
決まったときは嬉しくて、ついに来たかと飛び上がりました。
ですがこのキャッツという演目、観る人を選ぶ作品だと思います。
ネットで検索してみると「キャッツ 面白くない」などのワードが(;´・ω・)
なので今回はキャッツの楽しみ方を紹介しようと思います。
どんな話か把握しておく
中学生の頃に友達がブロードウキャッツという演目の存在を知ったのは、私が中学生の頃。
もともと猫好きだったことからとても興味が沸き、観てみたいと思いました。
そんな時バトンをやっている友達が、キャッツの演目をやるので練習としてキャッツのブロードウェイDVDを字幕付きで持っていたので借りて観てみました。(入手経路は不明)
一体どんなお話なんだろう?
ワクワクしてそのDVDを観たのですか、いつになってもストーリーが分かりません。
ずっと猫の紹介ばかりだったので序章が長い物語だと思っていたのです。
後半まで観続けて
もしかして、ずっとこういう内容なの??
修学旅行で観たライオンキングのような物語と思ったので、終わった瞬間ははてな状態笑
子どもにはまだ早い演目だったようです。
そんな状態でしたが、キャッツの中で「かっこいいな」と思ったのがミストフェリーズというキャラクターでした。
こんな経験から、私はキャッツは大体の内容を把握しておいた方が楽しむことができると思います。
私のように物語だと思ってワクワクして観ると困惑して終わってしまうからです。
例えるならば小難しい小説(日本でいうなら夏目漱石や太宰治のような)をミュージカルとして再現したような感じ。
実際のストーリーは、たくさんの猫たちの中から「天井に昇る猫を選ぶ」というお話。
天井に昇るとは一体どういうことなのかというのも物語の中でははっきりと明かされていないのですが、「新しい命の授かるのは誰か」というセリフがあるのでそういうことだと思います。
しかしどう解釈するかは個人の自由。
そんな中、次々に個性豊かな猫達が歌とダンスを披露します。
これを聞くとつまらなさそうと思うでしょうが、実際に観るのと聞くのとは違うのです。
内容はともあれものすごいダンスと歌唱力。
主にダンスが素晴らしく、開演冒頭から常に動きっぱなしの歌いっぱなし。
人間ってこんなに激しく動き回って大丈夫なのか?と心配になるくらいに激しく動き回っています。
私はダンスは全然分かりませんが、こんなに身一つで表現できるものだと感心してしまいます。
セリフはほとんどないので、歌の歌詞や体の動きで物語を把握します。
推し猫を決めておく
キャッツには24匹の猫たちが登場します。
一番楽しむことができる方法は、推し猫を作ることです。
しかし推しを作るにはある程度登場人物を事前に把握しておかなければなりません。
キャッツではメインの歌を歌っている猫でなくても、端っこの方で面白い動きをしているので推し猫がいたら目で追いかけるのも楽しいです。
集団でダンスしているときも自分の好きな猫がどんな動きをしているかなどに注目してみてください。
私の推し猫はキャッツの中でもとても人気なマジック猫のミストフェリーズ。
中学生の頃にDVDで観た時から気に入っていましたが、実際に観たらやっぱりかっこいい!!!
キャッツのメンバーの中ではものすごいダンスを見せてくれるし、模様もタキシード柄で紳士的。
背が低めの演者さんがやっていることが多いです。
YouTubeにブロードウェイバージョンがあるので観てみてください。
歌っているのはラムタムタガーという猫ですが、歌わない分体を動かしています。
この動画では一番の見せ場はカットされているので、実際に観るともっとすごいですよ。
次に女性に人気なのはラムタムタガーという猫。
この猫はつっぱり猫と言われていますが、かなりチャラい猫です。
いつもメス猫にキャーキャー言われてます。
私はつっぱり猫の歌詞の内容からかなりリアルな猫っぽいと思いました。
「とじこめると突き破る」「まがままものだよ」「さわりたくてもさわらせないよ」という歌詞があるのですが、つっぱっているというよりかは猫っぽい。
猫ってわがままな生き物ですから。
そしてメインでないときの動きにも注目。
つっぱり猫だからか集団でみんなが踊っている時、少し離れたところにいたり端のほうでふんぞり返っています。
その投げ出された長い脚ったら・・・。
ブロードウェイバージョンのラムタムタガーとってもかっこいいのでぜひ観てみてください↓
メインの歌がないけれど私が好きな猫は、シラバブという猫
設定が「生まれて間もない純粋な猫」なので無邪気な表情や動きをみせてくれます。
ラムタムタガーが歌ってメス猫たちがキャーキャー言っている中、ポカンとその様子を見ていたり嫌われ者グリザベラに唯一手を差し伸べようとして他の猫に阻止されたりします。
生まれて間もない猫なので、歌声も高くてかわいい。
ガスの歌のときは後ろの方で自分のしっぽでじゃれているときもあります。
とにかく仕草が可愛い。
ある程度歌も知っておく
キャッツの有名な曲はメモリーですが、ほんの少しでも歌を知っておくと楽しく観ることができます。
私が好きな歌は、泥棒猫のマンゴジェリーとランパルティーザの曲。
二匹は泥棒猫のカップルなのですが、歌詞を聞いていると二匹がお肉を盗んでいるところや宝石を盗んでいるところが想像できます。
そして役者さんの2人完璧に揃ったダンスにも注目。
特に小物も無く舞台も動かないのに、ダンスのみで表現されます。
アクロバティックな動きも見せるので、特に女性のランパルティーザはすごいと思います。
特に鉄道猫のスキンブルシャンクスの曲は、お客さんが手拍子をして盛り上げます。
曲調もノリが良いので、とても楽しむことができます。
曲の中盤で猫達が列車を作るシーンも見どころ。
役者さんのスタイルを見る
どうしても物語が面白くない、そもそもミュージカルが好きではないと思う人は役者さんの鍛えられた肉体を見るのもいいと思います。
キャッツの演目はかなり体のラインが出るので、どの役者さんも特に下半身の筋肉が鍛えられています。
バレエダンサーが多いので、当然。
私も登山やダイエット目的で運動しているので一体どうしたらそんな体になるのかとても気になりました。
ぜひ食生活を公開してほしいです。
とくにタントミールという猫は、完全全身タイツなのでとても細い役者さんがやっています。
この猫だけ異常な細さなのに、めちゃくちゃしなやかな動きやアクロバティックな動きもするのでとても驚きます。
体脂肪率一体何パーセントなんだろう。
アイドルやモデルよりもすごそうです。
興味がない人へ興味を持たせる方法
こちらは一緒に観に行く人へ楽しんで欲しいと思う側の話ですが、でもそもそも興味がない人に勉強しろなんて無理な話なのです。
もし2人で行く場合、キャッツが好きな人がそうでない人に少しずつ刷り込んでいくのも良いと思います。
短期的ではなく長い時間をかけて刷り込んでいくのです笑
私の場合旦那にキャッツを一緒に観に行ってもらう為に、2年くらいかけて刷り込みました。
一回で多くの知識を入れるのではなく、少しの知識を断片的に伝えていくのです。
たまに横で曲を聴いたり、口ずさんだり、キャラクターについて少し説明していきます。
私はミストフェリーズが好きなので、このキャラクターの特技であるダンスについて「30以上ターンするシーンがあるんだよ」「キャッツの中では断トツにアクロバティックな動きをする猫なんだ」と教えてなんとかミストフェリーズを覚えてもらいました。
その結果劇の前半が終わった瞬間、あれだけ観るのを嫌がっていた旦那が
ミストフェリーズはクールキャラなの?? ラムタムタガーはかっこいいね!!
と目を輝かせながら感想を言っていました。
観終わったあとも「ミストフェリーズかっこいい」を連呼。
ちなみにメインの曲がありませんが、旦那はヴィクトリアという猫が好きだそうです。
実写版映画の主人公にもなりましたし、白くて綺麗な猫です。
これは刷り込み成功。
まとめ
全体的にキャッツを楽しむ方法は予習をすることです。
人間初めて聴く曲よりも、何度か聴いていて親しみがあるものの方が好きな傾向にあると思います。
しかし2,3回観ても「つまらない」と思う人は完全にキャッツとの相性が悪いのでしょう。
感性は人それぞれですからね。
少しでも多くの人にキャッツを楽しんで欲しいです。
ブログランキングに参加しています。
いいなとおもったらポチっとお願いします。
↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村